こんばんは、元公務員のおがけんです。
・公務員ってコミュ障でも務まるの?
・公務員の仕事にコミュ力はどれくらい大事?
これから公務員を目指そうとしている方の中には気になっている方もいるかもしれません。
実際のところはどうなんでしょうか?
今回の記事では「公務員はコミュ障でも務まるのか?」というテーマで書いていこうと思います。
この記事を書いている僕は市役所で10年働いていました。
元公務員の経験をもとに書いていこうと思いますので、是非参考にしてください。
結論:公務員の仕事はそこそこコミュ力が必要
公務員の仕事にはコミュニケーションが付き物です。
これは国家公務員でも地方公務員でも基本的に同じです。
主にこんな場面でコミュニケーションが発生します。
・市民からの問い合わせ・窓口対応
・部署内のやりとり
・部署外との調整
・国・県庁・市町村間のやりとり
・首長や議員とのやりとり
職種や部署にもよりますが、ほかにも様々な場面でやり取りはあります。
お役所の仕事は想像以上に関係機関も多く、電話や直接コミュニケーションが発生することが多いです。
コミュニケーションする機会が多いということは、そこそこのコミュ力も必要になってきます。
”高度なコミュ力”は不要
そこそこのコミュ力が必要と書きましたが、基本的に高度なコミュ力まではなくて大丈夫です(教師などの一部職種は必要)。
例えば保険や不動産の営業職といった職種では、顧客に自ら営業をかけて自社の商品を買ってもらう必要があり、高いコミュニケーションスキルが必要になるでしょう。
公務員の仕事でも「相手を納得してもらうための説明」をする場面はありますが、高いコミュ力がないと務まらないかというとそういう訳ではありません。
コミュ障でもできるが最初は辛い
特に最初の数年は辛いかもしれません。
・若手は窓口対応、電話対応が多い
・その上、不慣れで知識もまだ乏しいためコミュ力という武器がないと辛い
若手のうちはコミュニケーションの場面が多いです。
その分、コミュ障だと苦労することも多いでしょう。
僕もかなりのコミュ障で最初の数年は苦労しました。
毎日手汗が止まらなかったです。笑
「コミュ障だから公務員になる」は危険
たまに「コミュ障だから公務員になる」という話を聞きますがこれは危険だと思います。
なぜなら公務員はいまだに電話や直接でコミュニケーションの場が多く存在しているからです。
民間企業だと
・電話は極力なくしてチャットがメイン
・ほとんどが在宅ワークで同僚や上司との面倒なコミュニケーションが少ない
こんな職場もたくさんあると思います。
公務員も徐々にそのようになっていくかもしれませんが、民間企業に比べたら変化は遅いでしょう。
経験年数が増えてくれば慣れてくる
コミュ障だと公務員を絶対おすすめできないかというとそうでもありません。
経験年数が増せば増すほど、コミュ力は上がっていきます。
最初の頃は電話を取るのも怖かったのに、数年後には流暢に電話できる人もいます。
コミュ力が高い人に比べて苦労はすると思いますが、苦労の量に比例してスキルも上がっていきます。
公務員の仕事自体に魅力を感じているのであれば、コミュ障で不安でも公務員を目指して良いと思います。
まとめ
最初からすべて完璧で仕事を始める人はいません。
苦手分野があっても仕事をしていくうちに克服していくという意識も大切です。
危険なのは「なんとなくコミュ力なくてもできそう」という考えで就職することです。
「コミュ障でも向いている仕事」という観点で仕事を探すのであれば、他により適しているものがたくさんあります。
その方が、後々苦しまずに済むかもしれません。